SSブログ
乳がん ブログトップ
- | 次の5件

潜れるのか登れるのか [乳がん]

 8月に乳房の切除を決めて、次は再建の話になりました。

 このとき通っていた病院の形成外科の先生のおすすめは、背中の筋肉と血管と脂肪を胸にもってくる方法でした。手術の後も日常生活には支障はないそうです。

 でも、ほんとに大丈夫? 
 背中の筋肉をとってしまっても、岩や滝は登れるのかな。
 ためしに聞いてみたら、たぶん大丈夫とのこと (やってみないとわからないってことかな)。

 再建方法については、自分でも少し調べました。
 そのなかで気になっていたのは「穿通枝皮弁法」という方法。筋肉はとらずに、血管と脂肪を移植する方法だそうです。
 でも、その病院ではほとんど例がないとのことでした。

 なんとなく不安なままで手術にむかうのは、きっとよくない。
 で、結局、穿通枝皮弁法での手術が受けられる病院に行ってみたいと話をして、紹介状を書いてもらうことにしました。

 このころになって、ようやくいろんな手術の方法があり、病院によって得意(?)な方法が違うらしいということがわかってきました。
 最初の検査を受ける段階から、しっかり調べておけば、この2ヶ月のロスはなかったかもしれません。
 だけど、当初のわたしは、検査に行ったけど何でもなかったよ~という結末しか想定せず、単純に家から近い病院を選んでしまった。
 

 
---------------------------------------------------
 (2014-09-04)

 明日は病院の日です。
 新しい病院で、初めて形成外科の外来に行きます。

 最初の診断から2か月がたちましたが、自分が病人だとは思えない。
 どこも痛くないし。切らなければ、何ら傷をおうこともなく、しばらくは今までどおりに暮らしていけるのかもしれません。

 でも、もう決めたこと。

 来年の夏も潜るつもりで、新しいフィンを買いました。
 好きなことは優先しようと思う。
 それに、なんというか、おまじないみたいなものです。

 DSC03307.jpg
 ↑ アジの群れ、また見たい。
 キビナゴもイワシも見たいなぁ。

タグ:乳がん
nice!(15)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

わたしの星☆ [乳がん]

 乳がんの手術まで、あと3週間をきりました。

 一昨日は、乳腺科に行き、昨日は自己血外来に行ってきました。手術のときの出血にそなえて、自分の血液を採っておくんだそうです。

 乳腺科では11月に撮ったMRIの画像を見せてもらいました。
 乳頭乳輪の温存を希望していましたが、わたしのがんは乳頭の近くまできているようです。
 乳頭を残した場合、がんも残り、再建した乳房にまたがんができるかもしれないそうです。

 前には、残せるか残せないか、手術をして病理検査の結果で判断しようという話も聞きました。だけど、どうも今回のMRIで見るかぎり、「残せない」というのが現実のようです。

 でも、仕方ないな、とあっさり受け入れることができました。
 もう、いちいちへこむこともなくなってきました。

 先月初めに、実際に乳がんを経験された方に手術のあとを見せてもらったことで、手術を受けることも乳頭がなくなることも、以前より怖くなくなりました。なるようになる、すべてそんな感じ。

 
 8月に書いたまま放置してた日記がありますので、そのまま掲載します。
 がんが見つかって間もない頃は、それなりに動揺してたんだなと、我ながら思う。
 

 -------------------------------
 (2014-08-21)

 6月に区の検診で、マンモグラフィを受けました。
 結果はまさかの要精密検査。石灰化が見つかってしまいました。

 CDをもらったので、家に帰ってもう一度画像を見ました。
 ちょっと多めの昴のような、白い点々がありました。

 最寄りのクリニックに精密検査の予約をして、7月の初めに細胞をとる検査をしました。
 一週間後に「がん」の結果が出て、今度はもっと大きめにとる検査をしました。
 検査のあと、傷口に厚いガーゼを頑丈そうな絆創膏で貼ってもらって仕事に行きました。
 

 これからどうなる?と思っても、全然実感はなかったです。
 触ってわかるようなしこりはなく、検査のときもお医者さんがさんざんエコーで探して、ようやくそれらしいものが見つかったくらい。きっとたいしたことはないだろうと思っていました。

 クリニックから検査の結果をもらって、その次からは大きい病院に行くことになりました。

 大きい病院のお医者さんは、白い点々が集まっているところは1cmにも満たないと言っていました。だけど、その周りに点々が散らばっているように見えるのがどうも気になる、とも。
 広がり次第では、温存は難しいとのことでした。
 
  
 7月下旬にCT、8月の初旬にMRIの検査を受けました。
 お盆休みの間に結果を聞きに行きました。

 結論。やはり乳房の温存は難しいって。
 MRIの画像を見せてもらって、素人ながら、これでは仕方ないのかなと思いました。
 白く写った怪しいものは、乳房の下半分に広がっているように見えました。

 そのときまでには、覚悟はできていたから、切除を受け入れることができました。
 ここに至るまで、それこそ通勤電車の中でふいに涙ぐんでしまうこともあったけど。


 試しに聞いてみたら、皮膚の温存は可能、乳頭は強い希望があれば考慮するが、がんが近くまできているので状況によっては難しいって。

 
 わたしのは非浸潤がんで他所に転移する状態ではないらしいので、リンパの検査を省けるか聞いてみました。でも、浸潤がんがある可能性もあるし、賛成はできないみたいです。それに、1個とっても、稀にむくみのでる人はいるけどそんなに影響はないって。


 このさきは再建の話になるようです。
 二日後に形成外科に行くことになりました。

 
 ふいに怖くなることはあります。
 でも、これまでずっと、不完全だけど強くしぶとく生きてきた。
 だから、きっと今回も乗り越えていっちゃうんだろうと思います。


20110110-1.jpg
 ↑ ひっそりふんばる。
 ふんばるためには腹筋も背筋もとりたくないなぁ。

 

タグ:乳がん
nice!(12)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

始めます [乳がん]

 11/8(土)、甲府まで出かけてきました。
 17時を過ぎて、電車までのわずかな時間を利用して、舞鶴城公園(甲府城址)に行ってみました。


 DSC06861.jpg
 ↑ 甲府駅から歩いてすぐです。
 駅前からは内松隠門より城址に入れます。

 学生時代、山梨のはしっこで過ごして、武田神社には何回か行った記憶があるけど、ここはたぶん初めてかな。

 DSC06882.jpg
 ↑ 武徳殿。
 その上の広場では、制服姿の男子高校生がハードな追いかけっこを繰り広げていました。

 
 DSC06871.jpg
 ↑ 城址内は紅葉も見頃のようでしたが、もはや夕闇。

 
 DSC06885.jpg
 ↑ 暮れゆく空に高くそびえる謝恩碑です。
 ミナレットみたいだ。

 
 なんで甲府に行ったかと言いますと…
 この日、山梨県立図書館で行われた「乳房再建講演会」を聞きに行ってきました。
 再建を経験した方からもお話を伺えるらしいというので、遠いな~と思いもしたけど行ってきました。

 そう。じつは乳がんになっちゃったんです。
 わたしのは「非浸潤性」というやつで、転移の心配はないけど、広範囲に広がっているから切除するしかないみたいです。


 ブログを見てくれる直接の友人には一通り告知が終わったかなと思うので、ぼちぼちこんな話も書いていこうかなと。
 

 理由は単純です。
 自分に乳がんが見つかったあと、同じ病気を経験された方のブログを見て、参考になることが多かったから。 個人差はいろいろあると思うのですが、書いておくことで、何かの足しになったらいいなと思います。

  
 病気が見つかって以来、ちょっと忙しいです。
 なにしろ、今のうちにたくさん海と山に行っておこうと思い、目下実行中ですから^^
nice!(18)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康
- | 次の5件 乳がん ブログトップ