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観音堂→安養寺 [小豆島遍路]

 5月4日。2日目。「二十四の瞳」映画村の前から出る渡し舟に乗ってみたくて、変則的なルートになりました。

 11.観音堂→10.西照庵→8.常光寺→9.庚申堂→7.向庵→1.洞雲山→2.碁石山→3.奥の院 隼山→3.観音寺→4.古江庵→5.堀越庵→6.田ノ浦庵→(渡し舟)→26.阿弥陀寺→27.桜ノ庵→25.誓願寺庵→24.安養寺
 10番の西照庵は、6番田ノ浦庵を打ってから、草壁港方面に戻るときに寄るのが、一般的みたいです。

 この日最初のお堂、11番の観音堂は「いたち観音」というようです。お堂の壁には「むつかしいお願いは日本で一か所いたち観音へ」の掲示が。壁にお願いごとを書き、境内の大いちょうをさするんだそうです。白壁はお願いごとでうまってました。すきまを探して、わたしも書いてきました。

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 ↑ 11番観音堂

 7番向庵を出ると、1番碁石山までの山道になります。ようやく着いた碁石山からの眺めは、気持ちのいいものでした。碁石山まで上ってしまえば、洞雲山、隼山まではそんなにかかりませんでした。
 1番の洞雲山は、岩山の洞窟を使ったお堂です。小豆島には、こういう洞窟寺院が多くあります。理由抜きで、ものすごく惹かれます。

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 ↑ 1番洞雲山

 この日は、前日にもお見かけしたお遍路さんと再び会い、碁石山から田ノ浦庵まで一緒に歩きました。お経をあげるのに慣れてる感じだったので、聞いてみると行者さんの修行もされているとのこと。お遍路の楽しさのひとつは、こうやっていろんな人とご一緒できることかな。

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 ↑ 1番洞雲山の鐘撞堂にて。いただいた写真です。

 田ノ浦庵には正午頃に着きました。行者さんと別れ、わたしは渡し舟で海を渡りました。この渡し舟は時刻表はなく、ある程度人が乗ったら出航するみたいでした。
 船着場は思っていたよりも西側で、オリーブ公園の近くでした。そこから、26番の阿弥陀寺へ。阿弥陀寺から安養寺までは逆順になりました。誓願寺庵と安養寺の途中の「大師のお水」の井戸で、飲み水を補給。水を汲みにきていた人に聞いたら、讃岐の名水十選に選ばれた名水なんだそうです。安養寺では、お寺になっていたさくらんぼをお接待していただきました。完熟で、甘くて、おいしかった。

 この日は、オリーブ公園の近くのダッチ・パンケーキ・キャンピングにテントを張りました。お風呂はオリーブ公園の温泉施設を利用。夕飯もそこで済ませました。

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岡之坊→大師堂 [小豆島遍路]

 5月3日。朝食をいただき、6時半に宿を出ました。

 歩き遍路初日は下記のとおり。
 12.岡之坊→13.栄光寺→14.清滝山→20.仏ヶ滝→18.石洞門→寒霞渓・三笠山→19.木下庵→21.清見寺→22.峯之山庵→23.本堂→17.一之谷庵→16.極楽寺→15.大師堂

 13番栄光寺から14番清滝山への道は、前夜に宿の人に教えてもらった道です。粟地ダム、三五郎池の脇を通り、一気に清滝山の真下まで登ります。ずっと急坂。でも、歩きやすい山道でした。

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 ↑ 14番清滝山入り口

 清滝から、仏ヶ滝を経て石洞門へ。いずれも、切り立った岩壁をバックにした山岳霊場です。いきなりで、びっくりしました。ちょっと山道をのぼっただけで、想像してなかった光景に出会えます。すごいんですよ、小豆島って。
 石洞門で、ぼそぼそお経をあげていたら、せっかくだから、もっと大きな声を出しなさい、といわれました。話しかけられて、顔をあげたら、すごいきれいなおばあちゃんがいて、またびっくりしました。

 石洞門から山道をあがると、寒霞渓の駐車場に着きます。三笠山の広場まで歩きました。途中、不思議な物体が道を覆ってました。綿?何だろ? 白くてふわふわしてました。

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 ↑ 謎の白いもの 三笠山への道にて。

 寒霞渓からは、「表十二景」側の道を下りました。奇岩がいろいろ見られるはずなんだけど、新緑に遮られて、よくわかりませんでした。

 山を下り、19番木ノ下庵へ。ちょっと迷いました。
 16番極楽寺は、その名の通りのきれいなお寺でした。17番の一之谷庵からは遍路道をたどっていきます。
 途中でバターロールを買いました。食べ物を売ってるお店がなかなか見つからず、2泊目を素泊まりにしたことをちょっと後悔しました。

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 ↑ 16番極楽寺
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遍路前夜 [小豆島遍路]

 5月1日、仕事を終えて一旦家に帰り、新宿バスターミナルに向かいました。5月2日8時、姫路着予定。でも、高速道路は混みに混んで、姫路に着いたときには、なんと15時をまわっていました。

 市営バスに乗り換え、姫路港へ。臨時便の船に乗り、小豆島に上陸。すっかり夕方でした。
 予定なら、半日歩くはずでしたが、路線バスでまっすぐ宿に向かいました。

 この路線バス、小豆島バスなんですが、略称は「シマバス」。なんとなくラブリーな感じ(?)。乗客は途中まで私ひとりでした。運転士さんが、わたしの荷物を見て察したのか、お遍路についていろいろ話してくれました。
 このときの運転士さんには、その後もお世話になりました。
 以来、島内を歩いていて、シマバスとすれ違うたびに、ひょっとしたらと思って、運転席を確認するクセがついてしまった。

 夕食時に、ひろきやさん着。荷物を降ろし、すぐにご飯にしてもらいました。ひろきやさんは、今回の旅で、唯一出発前に予約がとれた宿です。お遍路宿らしく、巡礼中の団体さんと夕食をご一緒しました。
 宿の人に明日の旅程を相談したら、手持ちの地図にはのってない道を教えてくれました。翌日は素泊まりでの連泊にしてもらい、早々に布団にもぐりこみました。
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小豆島遍路 序 [小豆島遍路]

 GWは、小豆島遍路をしてきました。
 小豆島にも88ヶ所の霊場があることは、前々から聞いていました。GWの休みで、再び四国に行こうかとも思ってました。でも、小豆島なら、約1週間でまわれると知り、今回は小豆島歩き遍路に挑戦しました。

 島の人によれば、小豆島遍路は四国よりも歴史が古いそうです。その辺の史実はよくわかりませんが、海辺の道あり、山道あり、すごく魅力的な道であることは確かです。
 圧倒されるのは、88ヶ所+奥の院etc番外を含めて、かなりの割合をしめてる山岳霊場かな。
 険しい山道をのぼり、切り立った岩壁にへばりつくようなお堂の中に入ると、中は洞窟の荒々しさそのままの、神秘的な空間。ここには何かがあると無条件で感じる、言葉では言いあらわせない、すさまじさです。素朴で、力強い、祈りの世界です。

 かつては、たくさんのお遍路さんが小豆島を歩いていたそうです。でも今は、車があれば、2-3日でまわれるみたい。島内にあった遍路宿も、ずいぶん数を減らしたと聞きました。子どもの頃、旗を持って、お遍路さんを集落あげてのお接待の場所へと案内したと、懐かしそうに語る人にも出会いました。

 歩いていると、いろんな人に会い、道を尋ね、助けてもらいます。今回は白衣も着ず、笠もかぶらず、ただ金剛杖だけを持っていきました。それでも、「お遍路さん、」と声をかけてくれる、ありがたさ。何ともいえません。

 今回の道程を、これからアップしていこうと思ってます。
 わたしの杖はずいぶんと磨り減り、「南無大師遍照金剛」の文字も消えかかってきました。別段、信仰心に篤いわけじゃないけど、へんろ道の楽しさは覚えてしまったみたい。
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