潜るまでのこと [乳がん]
乳がんだとわかったとき、治療方法と同じくらい気になったのが、手術後ダイビングができるかどうかでした。
ネットで探して検索してみたけど、欲しい情報はなかなか見つかりませんでした。
乳がんは、いまでは12人に1人というそうです。ダイビングをする女性のなかにも、乳がんになるひとは少なからずいると思うのですが、みなさん、どうしているのでしょうね。
わたしは皮下乳腺の摘出のあと、穿通枝皮弁による再建手術を受けています。
わたしの場合はお腹の脂肪と血管を使って、新しい乳房をつくってもらいました。
ダイビングの再開にあたって、一番気になっていたのは血管のこと。
手術のあとに言われたのですが、わたしは想定していたより血管が細かったそうです。それで、当初はお腹から血管を1本持ってくる予定でしたが、急遽2本にしたとのこと。そのせいで手術にも時間がかかったみたいです。
手術後はせっかく繋いだ血管がダメになってしまわないよう腕も動かさず、絶対安静の日が続きました。通常は3日目の朝には起き上がれるはずでしたが、念のため延長して、5日目までじっとしていました。
その間、定期的に看護師さんが血管の音を確かめに来ていました。
音を聞いて、「大丈夫ですね」と言われると、すごくほっとしました。
で、苦労して繋いでもらった血管は、大事です。愛おしいです。
と言いますか、今回の手術の後、自分の体のあちこちを、生まれて初めて愛おしいと感じるようになりました。
この血管は、ダイビングしても大丈夫なのか。
血管がダメになって、その結果として、再建した乳房がダメになってしまったら、泣くに泣けないです。
このことを、形成外科の主治医の先生と、ダイバー向けの医療相談にも聞いてみました。
で、わかったこと。
手術後、繋いだ血管には閉塞してしまう危険性がある。
血管がダメになったら、再建した乳房は壊死してしまうかもしれない。
でも、ある程度の時間がたつと、手術で繋いだ血管だけでなく、まわりの組織から血管が入ってくるそうです。1本つまったからって、再建側の乳房が死んでしまうことはないみたいです。
放射線治療や化学療法を受けることになっていたら、ダイビング復帰はもっと後になったかもしれません。 また、わたしが受けてるホルモン療法でも、副作用が強ければ十分な注意が必要とのこと。
あと、体重コントロールをしっかりするように、とのこと。ホルモン療法で体重が増えてしまうケースがあるそうなので。。。これは気をつけるしかないです。
手術後初めて潜ったとき、心がふぁーっと広がっていくような気がしました。
戻れたことを、とってもうれしく思いました。
【2014年】
6/5 区のがん検診を受ける。
7/7 マンモグラフィの結果が「要精密検査」となり、区のがんセンターで説明を受ける。
7/9 近くのクリニックで細胞診を受ける。
7/16 針生検
7/23 針生検の結果がでる。非浸潤がん。
7/29 クリニックの親病院の乳腺科を受診。通常だと部分切除だが全切除の可能性もあるとのこと。
7/31 CT検査
8/5 MRI検査
8/12 MRIの結果がでる。乳房温存は難しい。皮膚は残せる。乳頭は近くまでがんがきているので、状況によっては残せない。手術日9/3で仮予約。
8/14 形成外科受診。背中の筋肉をもってくる方法での乳房再建をすすめられる。穿通枝皮弁法について聞いてみるが、この病院ではやっていないとのこと。
8/19 穿通枝皮弁法での再建を希望し、他の病院に行ってみることにする。紹介状を依頼。
8/26 Y病院乳腺外科受診
9/5 乳腺外科・形成外科受診。手術日と手術までの検査の日程が決まる。移植はお腹から。
10/24 CT検査
11/25 MRI検査
12/5 麻酔科受診
12/17 自己血採血
【2015年】( )の数字は手術からの日数です。
1/6 入院
1/7 手術
1/12（5）ようやく離床。安静期間が通常より長かった。久しぶりに頭を起こしたら気持ち悪くなった。
1/13（6）ドレーンを抜く（胸1本、お腹1本）。洗髪台で髪を洗ってもらう。まだ病室内しか歩けないので車椅子で移動。
1/14（7）残りのドレーンを抜く。病棟内の歩行が許可される。
1/15（8）午前中抜糸。午後退院。雨の中電車で帰る。
1/23（16）退院後初の形成外科診察。
1/27（20）仕事復帰。退院から12日目。
2/10（34）乳腺科診察。タモキシフェン（ホルモン療法の薬）の服用を始める。
2/21（45）退院後初テニス。手術した側の腕をあげると、脇の下に突っ張るような痛みがある。
6/6（150）沢に行く（登れなかった）。思いっきり腕を伸ばすと、まだ脇の下が痛む。
7/10（184）形成外科診察。リザベン（傷の治りをよくする薬）の服用が終わる。
7/23（197）東伊豆・富戸でダイビング
ネットで探して検索してみたけど、欲しい情報はなかなか見つかりませんでした。
乳がんは、いまでは12人に1人というそうです。ダイビングをする女性のなかにも、乳がんになるひとは少なからずいると思うのですが、みなさん、どうしているのでしょうね。
わたしは皮下乳腺の摘出のあと、穿通枝皮弁による再建手術を受けています。
わたしの場合はお腹の脂肪と血管を使って、新しい乳房をつくってもらいました。
ダイビングの再開にあたって、一番気になっていたのは血管のこと。
手術のあとに言われたのですが、わたしは想定していたより血管が細かったそうです。それで、当初はお腹から血管を1本持ってくる予定でしたが、急遽2本にしたとのこと。そのせいで手術にも時間がかかったみたいです。
手術後はせっかく繋いだ血管がダメになってしまわないよう腕も動かさず、絶対安静の日が続きました。通常は3日目の朝には起き上がれるはずでしたが、念のため延長して、5日目までじっとしていました。
その間、定期的に看護師さんが血管の音を確かめに来ていました。
音を聞いて、「大丈夫ですね」と言われると、すごくほっとしました。
で、苦労して繋いでもらった血管は、大事です。愛おしいです。
と言いますか、今回の手術の後、自分の体のあちこちを、生まれて初めて愛おしいと感じるようになりました。
この血管は、ダイビングしても大丈夫なのか。
血管がダメになって、その結果として、再建した乳房がダメになってしまったら、泣くに泣けないです。
このことを、形成外科の主治医の先生と、ダイバー向けの医療相談にも聞いてみました。
で、わかったこと。
手術後、繋いだ血管には閉塞してしまう危険性がある。
血管がダメになったら、再建した乳房は壊死してしまうかもしれない。
でも、ある程度の時間がたつと、手術で繋いだ血管だけでなく、まわりの組織から血管が入ってくるそうです。1本つまったからって、再建側の乳房が死んでしまうことはないみたいです。
放射線治療や化学療法を受けることになっていたら、ダイビング復帰はもっと後になったかもしれません。 また、わたしが受けてるホルモン療法でも、副作用が強ければ十分な注意が必要とのこと。
あと、体重コントロールをしっかりするように、とのこと。ホルモン療法で体重が増えてしまうケースがあるそうなので。。。これは気をつけるしかないです。
手術後初めて潜ったとき、心がふぁーっと広がっていくような気がしました。
戻れたことを、とってもうれしく思いました。
【2014年】
6/5 区のがん検診を受ける。
7/7 マンモグラフィの結果が「要精密検査」となり、区のがんセンターで説明を受ける。
7/9 近くのクリニックで細胞診を受ける。
7/16 針生検
7/23 針生検の結果がでる。非浸潤がん。
7/29 クリニックの親病院の乳腺科を受診。通常だと部分切除だが全切除の可能性もあるとのこと。
7/31 CT検査
8/5 MRI検査
8/12 MRIの結果がでる。乳房温存は難しい。皮膚は残せる。乳頭は近くまでがんがきているので、状況によっては残せない。手術日9/3で仮予約。
8/14 形成外科受診。背中の筋肉をもってくる方法での乳房再建をすすめられる。穿通枝皮弁法について聞いてみるが、この病院ではやっていないとのこと。
8/19 穿通枝皮弁法での再建を希望し、他の病院に行ってみることにする。紹介状を依頼。
8/26 Y病院乳腺外科受診
9/5 乳腺外科・形成外科受診。手術日と手術までの検査の日程が決まる。移植はお腹から。
10/24 CT検査
11/25 MRI検査
12/5 麻酔科受診
12/17 自己血採血
【2015年】( )の数字は手術からの日数です。
1/6 入院
1/7 手術
1/12（5）ようやく離床。安静期間が通常より長かった。久しぶりに頭を起こしたら気持ち悪くなった。
1/13（6）ドレーンを抜く（胸1本、お腹1本）。洗髪台で髪を洗ってもらう。まだ病室内しか歩けないので車椅子で移動。
1/14（7）残りのドレーンを抜く。病棟内の歩行が許可される。
1/15（8）午前中抜糸。午後退院。雨の中電車で帰る。
1/23（16）退院後初の形成外科診察。
1/27（20）仕事復帰。退院から12日目。
2/10（34）乳腺科診察。タモキシフェン（ホルモン療法の薬）の服用を始める。
2/21（45）退院後初テニス。手術した側の腕をあげると、脇の下に突っ張るような痛みがある。
6/6（150）沢に行く（登れなかった）。思いっきり腕を伸ばすと、まだ脇の下が痛む。
7/10（184）形成外科診察。リザベン（傷の治りをよくする薬）の服用が終わる。
7/23（197）東伊豆・富戸でダイビング
おはようございます＾＾
夢があるって素晴らしいですね。義兄が一時植物人間みたいになったのですが、ゴルフが続けたい、その一心で蘇ったと姉が言っていたのを思い出しましたよ＾＾
smikさんもやはりしっかりした考えで乳がんに取り組まれたのは夢があったから＾＾と思います。わたくしは今、もし重病になったら、もうどうでもいいや～って気になりそうです。旅行や山が好きですが、年齢的に引退が近いしね・・・
by mimimomo (2015-08-27 06:28)
潜水は、ご自身でリスクを負うのが前提ですので、
十分に納得されているのであれば、よいと思います。
できれば、深いところへはいかない、短時間にする、
など、しばらくは、お気遣いされるとよいです。
by とし＠黒猫 (2015-08-27 13:05)
mimimomoさん、ありがとうございます。
夢というほどじゃないけど、まだまだ楽しく過ごしたいとは思いました。どうでもいいや～と思いきるのは、かなり難しいことかもしれません。
by smik (2015-08-27 22:31)
体調管理に十分注意して、海を楽しんでください。無理は厳禁。
僕は、水はからっきしダメなので、海の中の透き通る美しい写真を楽しみにしていますよ～っ。
by S北斗 (2015-08-27 22:38)
とし＠黒猫さん、ありがとうございます。
最後は自分自身の判断なんですよね。
当面は、ゆっくりできるところで、浅めでお願いしていきたいと思います。
by smik (2015-08-27 22:39)
S北斗さん、ありがとうございます。
無理はしません。のんびり楽しむことにします。でも、写真は勉強と練習が必要みたいです…
by smik (2015-08-27 22:45)